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老老介護とホームヘルパー2級を持つ介護職員とのかかわり

老老介護とは、高齢化社会や少子化を背景にして子供がいないとか核家族化が進んでいるという家庭の事情などにより高齢者が高齢者の介護をしないといけない状況ということになります。

高齢の夫婦においてその親の介護を行ったり、高齢夫婦ということであれば、妻が夫の介護を行うなどさまざまなパターンがあります。

介護を行う高齢者が元気であればいいでしょうが、介護を実際に行うというのはホームヘルパー2級をもつような介護職員でも大変だということであるのに対し、高齢者自身が介護を行うというのは、身体が若くないわけなので、体力的な負担が大きいのです。これにより体力がついていかないということになってしまいます。

高齢者の中には元気な人もたくさんいるでしょうが、高齢者ということになると、いつどうなるかわからないということもあり、あまり体力的な無理をしてはいけないということになります。

親を最後まで看取りたいという気持ちはわからないわけではないですが、介護疲れということもありますので、体力的にも精神的にも介護の専門家ではない人が無理をしてはいけないのではないでしょうか。

老老介護が問題になるのは、家族が共倒れするときや介護疲れにより心中事件が起きたときです。
何か問題が発見したときに周りに明るみに出るので、地域や周りの人たちが気づいたときには、もう遅いといったことが多く、もっと早くに気づけなかったのかという後悔の念が先にたつことになります。

家族は介護疲れで体力的にも精神的にも追い詰められたということで、一家心中みたいなことでしか解決の道がないという風に追い詰められるわけです。その時に、周りの人に対して助けを求めることができれば介護に疲れていたとしても一家心中みたいな最悪なケースは防げるのではないでしょうか。

老老介護よりも最悪なケースとして認認介護というものがあります。
認知症の高齢者を介護する高齢者自身が認知症を患うことにより、適切な介護ができなくなるというケースです。介護を行う方と介護を受ける方共に認知症を患っているということになります。

お互いが認知症を患っているわけですから、第三者が立ち入らないといけないということになるでしょうが、プライバシーの問題や個人情報保護の流れがあってなかなか家庭に立ち入ることができないという事情があります。

なぜ老老介護を行うことになるのかということになると、少子化と核家族化ということがあるということです。
少子化によって子供の数が少ないということもあり、親の介護をするということに対して負担感があるということがあるでしょうし、核家族化により両親と子供の家族が離れて暮らしているということがあるでしょう。

そのため、両親が老老介護を行うということになります。老老介護を行うのは仕方がないとはいっても、介護者をサポートできるような体制があればいいですね。

近所のお年寄りに対して見守りや声かけを行ったり、介護保険制度の利用を進めたりするなど老老介護を行う家族を孤立化させないということが大事なのではないでしょうか。