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買い物弱者を防ぐために

移動手段のない高齢者のために

買い物弱者とは、郊外にある大規模な店舗(ショッピングモール)との競争により、従来ある商店街や駅前にあるスーパーなどの店舗が閉店することで、その地域の住民が買い物に困るという社会現象になります。特に困るのが、車や原付が運転できないような高齢者です。

そういう高齢者の移動範囲にスーパーなどがないということから、買い物に困るような人たちのことを買い物弱者ということになります。買い物弱者のことを買い物難民ということもあります。

買い物難民は地方で特に起こっていますが、都会でも起こらないとは限りません。住宅街にあるようなスーパーや商店街が衰退する原因としては、大型店が郊外にできるということから、そことの競争にさらされるということになります。

住宅街にあるようなスーパーや商店街に次第に若い消費者たちの目が向かなくなり、店をたたむということになってきます。また、後継者の問題ということもあり、店をたたむということも場合によってはあります。商売なので経営が厳しくなると店をたたまないといけないという事情は良くわかります。

場合によっては、大型店が出店したわけですが、従来ある商店街やスーパーが経営不振で店をたたんだという現状に加えて、大型店の経営が振るわないということで大型店までも撤退するということになり、周辺地域に商業が成り立たないということになってしまい、買い物弱者にさらに拍車がかかるという事態が地方を中心に起こっています。

具体的に買い物弱者とはどういうことを言うのかということになりますと、以前は徒歩で15分ぐらいのところにスーパーがあったのですが、経営不振のためにその身近にあったスーパーが閉店してしまって、買い物に行くようなスーパーが近くにないということになり、なんか取り残されたような気持ちになるということになります。

以前はスーパーに週5回ぐらい行っていたのが、近くにスーパーがないので、週1回タクシーで15分ぐらいのところのスーパーに行くということになっています。場合によっては週末に実家に帰る息子の車で、そのスーパーに行くしか手段が無いということになっています。

解決策について

買い物弱者を防ぐためにはどうすればいいのかということですが、自治体のほうが補助金を出して大型店や駅などに行く路線を保つなどの努力を行っていたり、移動店舗などでその地域の買い物弱者のために買い物の場を提供したりなどを行っていたりします。

個人レベルで買い物難民を防ぐということはお金がないとなかなかやれないと思いますので、地域コミュニティや自治体などと共に考えていったほうがいいでしょう。

そういう買い物弱者を防ぐための高齢者ビジネスというのも今後は増えていくことが予想されます。
宅配ビジネスや送迎タクシーだけではなく、サービス業全体でホームヘルパー2級を持った職員をもつことで高齢者にとっては安心できるということになります。もし何かあったときには、介護の技術を持った職員がいることで安心できるということがあります。