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お手玉を使った遊び

手先を動かすトレーニング

介護が必要な高齢者の中には、普段体を動かさず、横になって過ごしている方が大勢います。
常に横になり続けていると、筋肉がどんどん衰えていき、ひどい場合には立ち上がったり歩いたりすることも困難となります。
更に問題視されているのが脳に与える刺激の不足で、体を動かさずにいることで、脳に与える刺激が減り、認知症などを引き起こすきっかけにもなりかねません。

そんな方たちの健康維持のために、介護施設などで行われているのが、介護レクリエーションです。
介護レクリエーションでは、様々なゲームなどで身体を動かし、筋力向上や脳の活性化を促します。
脳の活性化のために行われるレクリエーションは、手や指を動かすメニューが多く、お手玉を使ったレクリエーションは、古くから行われている定番のメニューとされています。

お手玉のレクリエーション

お手玉は昔から日本で遊ばれている子供の遊び道具です。
布製の袋に豆などを入れて作るシンプルな造りをしていますが、軽くて扱いやすく、筋力が低下した高齢者でも難なく手に持つことが出来ます。
お手玉のレクリエーションの内容は色々ありますが、定番どころだと玉いれゲームが良く行われています。
ルールは単純で、テーブルの中央などにかごを置き、そこにめがけて手に持ったお手玉を投げ入れてその個数を競います。

子供のころからお手玉が得意という方なら、子供のころの遊びをそのまま行っても、脳や筋肉に良い刺激を与えることが出来ます。
子供のころの遊びは、小さい子供でも遊べるようなシンプルで、体力を使わない内容なので、高齢者でも当時と同じように遊べるものが多いです。
昔の遊びを再現してもらうことも、モチベーションの維持につなげられるかもしれません。

手先の運動の重要性

お手玉のように小さい遊び銅を使ったレクリエーションは、手先を動かして遊ぶメニューが多いです。
手先を動かすことは脳への刺激につながり、体を動かさないせいで鈍っていた脳も、徐々に活性化していきます。

さらに脳を活性化させる方法として、利き手の反対でお手玉をすることで、更に強く脳を活性化させることが出来るので、認知症予防などの一環として、積極的にお手玉を導入している介護施設も見られます。
もちろん手先だけを使う以外にも、玉入れや的当てのように、身体全体を使ってお手玉を遠くに投げる運動によって、身体全体の筋肉を鍛えて、より健康的な身体作りを行うことも出来ます。
お手玉一つだけでも、筋力向上から脳機能回復まで、幅広い使い道を生み出すことが出来るので、介護レクリエーションの内容を充実させたいときは、ぜひお手玉を使ったメニューも考えてみてください。