介護を「知る」ためのWEBマガジン

音楽を使った遊び

音楽で暮らしを充実させる

介護施設などでの暮らしは、どうしても単調になりがちです。
特に足腰が悪く、ベッドで長時間過ごすことが多いと、他の景色を見る機会も少なくなり、非常に退屈な思いをすることになります。
ただ退屈なだけならともかく、新しい情報が脳に入らない状況が続くと、脳の働きが徐々に鈍っていき、認知症などを引き起こすこともありえるので、脳には常に新鮮な刺激を与えなければなりません。

介護レクリエーションは、施設での生活に刺激を与える一環として、思い切り体を動かしたり、頭を働かせるゲームなどを行います。
その内容は色々ありますが、音楽を使った遊びを取り入れることで、暗い雰囲気をより明るいものに変えたり、自分たちで大声で歌を歌ったりしてストレスを解消させます。
音楽を使った遊びでは、音楽を使ったゲームなどを行うことで、ただ歌を聴いたり歌ったりするときとは違う楽しみを得ることが出来ます。

一度に大勢が参加できる遊び

音楽を使った遊びは、工夫次第で色々な内容にすることが出来ます。
例えばテレビ番組でも見られるイントロクイズは、介護レクリエーションでもよく採用されています。
曲目を童謡や歌謡曲など、入居者が知っていそうな曲目に限定して、より回答しやすくすれば、参加者全員が楽しむことが出来るでしょう。

「ふるさとソング&スケッチ」は、音楽と一緒に絵で楽しむことが出来る遊びです。
音楽を聴きながら、その曲のイメージに合う風景を描いて楽しむことで、普段中々出す機会ができない感性を引き出すことが出来ます。
童謡の「ふるさと」は、明確に光景を歌詞に述べているので、イメージがわきやすく、入門用の曲としておススメです。
音楽を使った遊びは、ちょっとした工夫ですぐにでも始めることが出来るので、他の方法も参考にしつつ、自分たちのオリジナルのレクリエーションを考えてみてください。

複数の刺激の効果

音楽を使った遊びは、脳に様々な刺激を与えることが出来、それらの効果で認知症などの脳の衰えを食い止めることが出来ます。
まず音楽を聴くことによって、聴覚に訴える強い刺激を受けることが出来ます。
聴覚は人間が死ぬ直前まで感じることが出来るといわれる重要な感覚で、普段聞きなれない音楽を聴くなど、新鮮な刺激を受けられる内容にすることで、脳も自然と活性化されます。

遊びの内容によっては、耳から受けた刺激を元に、身体の様々な部位を動かします。
例えばイントロクイズなら、昔聞いた曲名を思い出すために、昔の記憶を引き出そうと、脳を強く働かせることが出来ますし、ふるさとソング&スケッチなら、曲のイメージを絵として起こすために、目や手を動かして、より強い脳への刺激につなげられます。
脳に与える様々な刺激は、健康な心を作ることにもつながるので、音楽を使った遊びは積極的にレクリエーションに取り入れましょう。