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口腔機能訓練を兼ねた遊び

レクリエーションしながら訓練

口腔機能の衰えを防ぐには、やはり口を動かしていくことが一番効果的です。
しかしただ毎日口を動かすよりも、レクリエーションでみんなで楽しみながら行なう方が取り組みやすく、複数名で行なうと参加者同士の仲間意識も産まれます。
そして複数名で行なうときは、周囲との距離などを保ち安全に行ない、注意を払いながら行ないましょう。

口腔機能訓練のレクリエーション

・モール送り

手を使わずに唇やその周りの筋肉の力でモールをリレーするゲームであり、唇を閉じる力をつけることができます。
レクリエーションでは、モールを輪にして使いますが、なければ輪ゴムなど輪になっているもので代用できます。

用意する物 : 先折れストロー(人数分)、モール

モール送りの行い方 : 唇だけでストローを咥えて、ストローにモールをひっかけて、次の人に落とさないようにモールをストローで渡します。
行なうときは歯で噛んでしまうと唇の訓練になりませんので、唇だけでストローは咥えるようにします。

モール送りは人数の制限無く行えるレクリエーションであり、人数が多いときは数グループにわけて行なうと良いでしょう。
モールの形を花や星にするなど工夫したり、モール送りに慣れてきたら、モールの数を2つや3つにしてみる、時間を計って競うなどすると面白いです。
工夫次第で面白く楽しく継続できるレクリエーションになります。

・ピンポン球リレー

こちらもモール送り同様に、唇の力をつけることができます。

用意する物 : プラスチックスプーン(人数分)、ピンポン球

ピンポン球リレーの行い方 : 唇だけでスプーンを咥えて、スプーンの上にピンポン球を乗せます。
これを落とさないように次の人のスプーンの上に置いていきます。
歯でスプーンを噛んでしまうと唇の訓練になりませんので、唇だけでスプーンは挟むようにしましょう。

ピンポン球リレーもモール送りと同じように、レベルに合わせて難易度を変えられます。
プラスチックスプーンの大きさを変えたり、少し重たいスプーンにしたり、ピンポン球の代わりにビー玉やスーパボールなどを使うなど出来ます。
参加者の機能レベルに合わせて、難易度も変えてみると良いでしょう。

食べることや話す、呼吸する表情を作るなどは、口腔機能が重要となっており、この機能が衰えるとこれらの動作も行ないにくくなります。
口腔機能を維持して向上させるには、口やその周囲の筋肉のトレーニングが必要となり、何もしなければ筋肉は衰えていくばかりです。
今回ご紹介したレクリエーション以外にも、ストローにボールペンのキャップを付けて、的を目掛けて吹き矢のように吹くなどの訓練も、唇や口の奥の筋肉のトレーニングになります。