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ウォーキングで心身ともに元気に

歩くことは認知症予防になる

歩くのは認知症予防に役立ち、逆に寝たきりは認知症を進行させると言われています。
特に普段から歩いている人は認知機能が高いと言われており、医療と介護の現場でも歩くことは認知症進行を防止する上では欠かせない条件として認識されています。
自分の足で立つことは尊厳を自覚する行為でもあり、1日20分間立つことが良いと言われており、それは歩くことも健康に良いとわかります。

どうしても歳を取ってくると体も血液を送る機能も衰えて、脳みそにも血液の巡りが低下します。
脳への血流が下がると、栄養も不足するようになり、記憶や判断などの脳みその機能を正しく使うにも苦労してきます。
この血流に大きく影響するのはアセチルコリンであり、アセチルコリンの働きを高めると、海馬や大脳皮質の血管が広がり、血流が良くなります。
そしてアセチルコリンは歩くことによって、活性化するのです。

そして重要なのは歩くと心身も鍛えられて、自分で歩くことで自尊心も生まれます。
病気の方が長い間寝たきりで、回復し歩けるようになると、リハビリとして歩く訓練をし、自分で歩けるようになると、人に助けられなくても移動できるなど、生きるという意識も産まれます。
歩くと言うことは立ち上がり自分の体重のバランスをとって前に進みますので、体の各部分の筋肉も使い、体を鍛えて行くにも良く、体の筋肉が衰えるのを防げます。

実際に歩いてみると、歩かない時よりも周囲から目に入ってくる情報は増えて、脳みそを活性化するのにも良いです。
そして普段歩かないような場所を歩くと、新しい光景を目にして、刺激にもなります。
外を歩けば、風や車や小鳥などの物音、車やお店からの匂い、風や日光などの刺激と、非常に多くの情報を受け取ります。
これによっても脳みそは歩いている間情報を処理しますので、脳みそを使う訓練にもなります。

徘徊は情報を求める行為なのか

最近は認知症の方が、家を飛び出し徘徊する行為が問題となっています。
どこか知らない場所に行ったり、車の多いような場所に行くと危ないので、家族の目の届かない場所に行くと大変危険です。
中には警察のお世話になり保護されて、家庭まで送られてくるような人もいます。

ただこのような徘徊は、多くの情報を求める人間の本能がそうさせるのか、または記憶を蘇らせようとする無意識の行為なのかもしれません。

外に出て周りを観察して、以前の自分の覚えている記憶と比較したり、気になる部分に注意して見ていたり、記憶を照らし合わせ感情を蘇らせたりと、そのような行動をしているのかもしれません。
どちらにしても、健康のために歩くのならば、やはり人通りや車通りの少ないような、安全な場所を歩く方が危険は少なくて良いでしょう。