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無縁社会の到来と孤独死

つながりの薄い現代

無縁社会とは、単身者がだんだん増えていくということで、人とのつながりが希薄化する社会のことを言います。
地方に比べて、都会では人と人とのつながりが希薄化しているということがありますし、地域住民との社会のつながりが希薄化しているということが言えます。

個人情報保護法によるプライバシー意識が強化されているということがあり、社会との接点が弱まってくるということになり、単身者はますます社会から孤立化するということが考えられるでしょう。

社会との接点がなくなってくるような単身者をどうやって社会との接点を持たせるのかというのが課題になってくるでしょう。

孤独士の問題

特に最近問題になっているのが、孤独死の問題ということになります。
孤独死は、主に単身者の人が誰にも見取られることがなく、その人の住居内で突発的な疾病などにより死亡し、死後数日から数ヶ月経って初めて発見されるということになります。

助けを呼んで誰かがいれば助かっていたものが、助からずに死亡するというケースです。
地域住民との関係が弱まっている都市部で起こりがちではありますが、過疎地域でも起こる可能性がある現象ではあります。
これから単身世帯が増えていくといわれている中で、孤独死が起こる可能性は高まってくるのではないでしょうか。

今はニュースで孤独死ということで報道されますが、孤独死が当たり前のことになると報道されないということになってくるような気がしてならないです。

孤独死は、都心部などで地域コミュニティが希薄な地域で起こるということが言われています。
また、震災などで地域コミュニティが分断されるような場合にも孤独死は起こりやすいというケースになります。

孤独死が起こりやすい傾向としては、高齢者の独身男性で、親族が近くに住んでいない状況で、定年退職または失業中のために職についてなく、日ごろから糖尿病などの慢性疾患を持ち、アパートなどの賃貸住宅に住んでいるということです。

高齢者の単身世帯の人は、どちらかというと社会との関係を閉ざしているという傾向があります。

独身男性よりも独身女性のほうが孤独死が起こりづらいのは、地域に対して日常的な近所づきあいを行っている割合が高いということがあるからです。

孤独死対策としては、地域コミュニティに参加することが勧められていると共に、ホームヘルパー2級の資格を持つ介護職員による訪問介護といった介護サービスの利用が勧められます。

また、ボランティアで地域住民の人が高齢者の世帯を訪問して声をかけるといったようなことをしている地域もあります。

要するに、高齢者の単身世帯の人の孤独死を防ぐためには地域住民の人がおせっかいといわれてもいいから、その人に対してかまってあげるといったことが必要なのではないでしょうか。

プライバシーの問題があるから、行政なり地域住民がどこまで高齢者の単身世帯の人に踏み込めるのかというのは問題になってくるでしょう。