介護を「知る」ためのWEBマガジン

近年増加している「介護うつ」

高齢者を抱えるご家庭ではどうしても介護が必要になってきてしまいます。
仕事をしながら介護スタッフなどの協力を得て、生活をするご家庭もあれば経済的事情などでご家族が仕事を辞めて専属で介護をするといったご家庭もあります。
どちらの場合であっても、これまで経験したことのない介護を行うことで介護うつになってしまう人々が増加しています。

介護を中心とした生活になってしまうことで自分のプライベートな時間がなくなり、プライベートな時間があったとしても、介護疲れになって自分の趣味や付き合いなどを楽しむ気力がなくなってしまう状態をいいます。

介護疲れの事件も増えている

テレビを見ていても、介護うつや介護疲れなどからの事件が増えているため、近年では以前にまして介護うつに対する懸念が広がっています。
介護を必要とする高齢者の安全確認などを怠らず毎日を過ごす事も重要ですが、介護する側の健康管理や精神的な部分での管理も重要になってくるでしょう。

介護うつは同じような状況に陥った人でしか話をすることができず、誰かに話しても簡単に理解してもらえるものではありません。
また誰かに相談することも恥ずかしいと思ったり、情けないことだと思っていて誰にも話せず、自分だけで抱え込んでしまう人がいることも確かです。

とにかく周囲からの協力を仰ぐ

介護うつにならないような生活をするためにはとにかく介護スタッフやその他施設などをはじめとして、女性関係や友人、そして身内などを頼ることが大切です。
ご家族が自分たちだけで何とかしようと思っていてもご本人の状態によっては自分たちだけで解決するのが難しくなってしまうので、専門家の意見や協力を仰ぐことを惜しんではいけません。

また介護するご家族も適度に自分の時間を持つことも重要ですので、こうした部分でも介護スタッフの協力を得ながら時にはリフレッシュできるように心がけていきましょう。
ご家族が介護うつの状態になってしまうと、前述した通り事件につながってしまう可能性や介護する側が追い詰められてしまう懸念も高くなります。

介護をしていく上で利用できる施設やスタッフの力を借りることは恥ずかしいことではないので、まずは行政などをはじめとして、相談することが大切です。
すべてを自分だけで行おうとせず専門家の力を借りながら生活を進めることで、介護うつを回避することができるでしょう。

介護していく中での責任感はとても大切ですが、無理をしすぎてしまうのはよくありません。
そのため上記の通り、他人の力を上手に借りながらバランスのとれた介護生活を送るように心がけていきましょう。
介護する側が介護うつに陥ってしまうと、十分な介護ができなくなり、ご本人にも不安な気持ちなどを持たせてしまうことにつながります。