介護を「知る」ためのWEBマガジン

介護するにあたっての心構え

無理をしない

介護をするとなると、いつまで続いていつ終わるのかわからない、毎日の介助が始まります。
しかしそんな風に考えると、先の事ばかりで気持ちが潰れてしまいます。
特に介護を一人で行なおうと思うと、すべてを抱え込んでしまうこととなり、いつか心身共に参ってしまいます。
まずは家族やデイサービスなどで、他の人と協力して介護をするようにします。

介護を行なっていく上では、自分の健康管理も大切です。
健康チェックをしていくのはもちろん、バランスの良い食事を食べる、十分に睡眠を取る、軽い運動をするなど、健康を保つための努力も必要であり、何も介護を必要とする人の健康や身辺の心配をするばかりではいけません。

とにかく無理をせずに介護を行なうのが、長くこの先も介護をしていくコツです。
様々な悩みも介護の中で産まれてきて、憤りを感じることもあるかもしれません。

そんなときは、是非とも家族や自治体の人に相談をしてみましょう。
これも一人で考えてふさぎ込むことなく、困ったことなどがあれば誰かに相談すべきです。
このようにして、介護を行なうなら、どのような場面でも一人で抱え込まないというのがとても重要です。

出来ることはやらせる

どうしても介護をするとなると、相手の世話をすることを考えて、自分で出来るようなことも手を出して手伝ってしまうかもしれません。
どうしてもペースが遅いので、ついつい手を出したくなる場面もあるかもしれません。

食事に1時間以上かかる、トイレに入ったらなかなか出てこない、着替えさせてもボタンを掛け違える、などのこともあるかもしれません。
しかしながらそんなときでも、手を出して手伝って早く終わらせるのではなく、相手のペースで出来ることは自分でさせてあげましょう。

たとえば認知症になって介護が必要となった人でも、独立した人格を持っており、言動や行動に問題があっても尊厳を粗末にするような態度を取ってはいけません。
状況に応じて時には優しく、時には厳しく接して、上手く介護を行なっていきましょう。

そして介護が必要となったなら、新しい関係を築きコミュニケーションをしていきましょう。
出来るだけこまめに話しかけるのが良く、ゆっくりと大きな声で目を見て話してあげましょう。
また勘違いしてはいけないのが、お世話をする側とされる側という一方的な関係にならないようにして、介護をする前と変わらない関係を築きましょう。

もしも施設へ入居させるならば、毎日顔を出すのは難しいかもしれません。
そんなときは週に1回だけでも施設に行くようにする、または毎日5分間だけでも良いので電話でコミュニケーションを取るなど、出来るだけ言葉を交わすことをしましょう。
コミュニケーションを取ることで、相手も支えてくれる人がいると実感できます。